富山県魚津市にある魚津水族館で、額が「天狗の鼻」のように尖ったユニークな姿を持つ珍魚「テングハコフグ」が展示されています。
この展示は同館で初めてとなるもので、南方系の魚が北陸で見られる貴重なチャンスです。
さらに、同時に展示されている「ツバメウオ」も注目を集めています。
当記事では、テングハコフグの特徴や展示情報、ネット上でのでの反応などについて深堀りします。
テングハコフグとは?
テングハコフグ(学名:Tetrosomus gibbosus)は、成魚になると全長約25cmに達する南方系のフグの仲間です。
その最大の特徴は、額が前方に突き出しており、まるで「天狗の鼻」のように見える点です。
通常は房総半島以南の太平洋側に分布しており、日本海側ではほとんど見られません。
そのため、今回の展示は非常に珍しく、学術的にも注目されています。
体はハコフグと同様に硬く、甲羅のような外皮を持っています。
独特な体形と顔つきは、水族館で一目見れば忘れられないインパクトを残すことでしょう。

魚津水族館での展示について
今回のテングハコフグは、2025年11月7日、新潟県糸魚川市市振沖の定置網で捕獲されました。
魚津水族館ではこれまでに同種の展示実績がなく、今回が初の生体展示となります。
展示されている水槽では、通常のハコフグと並んで泳いでおり、両種の違いを直接比較できるのが大きな見どころ。
観察することで、フォルムの違いや行動の違いにも気づけるかもしれません。
このような南方の魚が富山で見られるのは、海水温や海流の変化などが関係していると考えられ、自然環境への関心も高まります。
一緒に展示中のツバメウオも注目
テングハコフグと並んで注目されているのが、全長約28cmの「ツバメウオ」です。
こちらは2025年10月に魚津沖で発見されました。
ツバメウオもまた、温暖な海域に生息する魚で、成魚はツバメのような広がったヒレが特徴です。
観賞魚として人気が高いものの、日本海側での発見・展示は非常に珍しいケースです。
テングハコフグとツバメウオ、どちらも普段なかなか見ることのできない貴重な魚。
この機会を逃さず、ぜひ現地で観察してはいかがでしょうか。

アクセス・営業情報
・施設名:魚津水族館
・住所:富山県魚津市三ケ1390
・営業時間:9:00〜17:00(入館は16:30まで)
・定休日:不定休(公式サイトで要確認)
・駐車場:無料駐車場あり
・アクセス
- 電車:あいの風とやま鉄道「魚津駅」から車で約10分
- 車:北陸自動車道「魚津IC」から約10分
ネット上での反応と声
ネット上では、テングハコフグの展示について多くの反響が寄せられています。
・「天狗の鼻っていう名前がぴったり!実物はもっと可愛い」
・「こんな魚が富山で見られるなんて!」
・「ハコフグと並んで泳いでるの面白い!」
魚津水族館を訪れた記念に撮影・シェアするのもお勧めです。

まとめ
魚津水族館で初めて展示されるテングハコフグと、魚津沖で発見されたツバメウオは、いずれも非常に珍しい魚たちです。
地元・富山の魅力を再発見できるだけでなく、家族や友人とのお出かけにもぴったり。
展示は期間限定の可能性もあるため、気になる方は早めの訪問をお勧めします。
不思議でユニークな海の仲間たちに、ぜひ会いに行ってみてはいかがでしょうか。

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