舟橋村で続いていた「無医村」状態が、2026年6月に解消されることが決まりました。
2019年に診療所が閉院して以来、村内には医療機関が存在せず、住民は近隣市町村の病院に頼る状況が続いていました。
今回、富山市の病院に勤務する女性医師が村内での開業を申し出たことで、旧診療所を活用した新たな医療体制の構築が実現します。
当記事では、舟橋村が無医村となった背景や診療所開設の経緯、新体制の特徴、そして全国的な無医村問題との関連などについて深掘りします。
舟橋村が7年間「無医村」だった背景
舟橋村では、2019年に村内唯一の診療所が閉院しました。
主な理由は医師の高齢化です。
後継者問題を解決できないまま閉院となり、それ以降、村は医療機関のない「無医村」となりました。
医療機関ゼロの生活
・村内に病院・診療所なし
・住民は近隣市町村の医療機関へ通院
・高齢者の移動負担増加
舟橋村は近隣自治体との医療連携を強化し対応してきましたが、通院距離や緊急時対応などの課題は残り続けていました。
地方における医師不足や高齢化は全国的な問題であり、舟橋村もその影響を受けた形です。

診療所の開設が決定した経緯
無医村状態が続く中、転機が訪れました。
富山市の病院に勤務する女性医師から、舟橋村内で診療所を開設したいとの相談があったのです。
これを受け、村は来年度予算案に開設支度金500万円を計上。
行政としても積極的に支援する姿勢を示しました。
開設のポイント
・旧診療所の建物を再活用
・初期費用の負担軽減
・地域密着型医療の再構築
空き施設を活用することで、スピーディーかつ現実的な再スタートが可能になりました。
新診療所の特徴
当面の間、新たに開設される診療所は、訪問診療を中心とした体制で運営されます。
訪問診療中心の理由
・高齢化が進む地域特性
・通院が困難な住民への対応
・医師1人体制でも効率的に運営可能
これは、単なる診療所復活ではなく、地域の実情に合わせた「新しい地域医療モデル」とも言えます。
外来中心ではなく在宅医療を軸に据えることで、住民1人1人に寄り添う医療体制が期待されています。

無医村問題の全国的課題と舟橋村モデルの可能性
日本全国には、医療機関が不足している地域や、事実上の無医地区が存在します。
背景には以下の要因があります。
・医師の都市部集中
・地方の人口減少
・後継者不足
・経営的な採算問題
舟橋村のケースは、
1.旧施設の再活用
2.自治体による財政支援
3.若手・現役医師の挑戦
という3つの要素が組み合わさった成功事例になり得ます。
小規模自治体でも、行政と医師の協力により持続可能な医療体制を構築できることを示すモデルケースとして注目されるでしょう。
ネット上での反応と声
ネット上では、今回の診療所開設のニュースに対して、様々な声が上がっています。
ポジティブな声
・「住民にとって大きな安心材料」
・「女性医師の決断に敬意を表したい」
・「地方医療再生の希望になる」
課題を指摘する声
・「医師1人体制で継続できるのか」
・「将来的な後継者確保が必要」
期待と同時に、持続性への関心も高まっています。
医療体制の安定運営が今後の鍵となりそうです。

まとめ
富山県舟橋村は、2019年の診療所閉院から7年を経て、2026年6月に再び医療拠点を取り戻します。
・女性医師の挑戦
・旧施設の有効活用
・開設支度金500万円の行政支援
・訪問診療中心の地域密着型モデル
これらが組み合わさり、無医村解消という大きな1歩を踏み出しました。
人口減少や医師不足が続く中、舟橋村の取り組みは、地方医療再建の現実的なモデルとして全国から注目を集める可能性があります。
今後の運営状況や地域への影響にも引き続き注目していきたいです。
※記事内の画像にはイメージが含まれてます。

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