2025年12月、入善町の海洋深層水取水施設が能登半島地震による被災から約2年を経てついに本格再開しました。
復旧工事が完了し、地域の“生命線”ともいえる海洋深層水の供給が再び始まります。
さらに一般利用者や事業者向けに、来年3月末まで無料で利用できるキャンペーンも実施され、地域活性化への期待が一気に高まっています。
能登半島地震による被害と復旧の道のり
2024年に発生した能登半島地震の影響で、入善町の海洋深層水取水施設は深刻な被害を受けました。
海中に設置されていた取水管2本が地滑りによって破損し、長期の供給停止を余儀なくされました。
この影響で、一般向けの供給は中断され、企業や施設向けに限定供給されていました。
その後の復旧工事は、災害リスクの少ない新しい海中ルートへの取水管の再設置など、大規模な工事として進められ、費用は約28億円にも上りました。
そのうちの半分以上は国の補助金が活用され、地域と国が一体となった復旧プロジェクトとなりました。
町では2025年12月に工事が完了し、作業関係者や住民が参加する式典も開催されました。
※画像はイメージです。

新たに生まれ変わった深層水取水施設の特徴とは?
入善町の新しい海洋深層水取水施設は、水深400メートルを超える深海から取水するためのシステムとして再設計されました。
従来と比べて災害リスクの低い位置に約3キロにわたる取水管が設置されており、長期安定供給が期待されています。
この深層水は低温で清浄、ミネラル豊富といった特性を持ち、地域の産業・食文化に欠かせない資源です。
再開に伴い、一般向け供給は2025年12月26日午後1時からスタートし、2026年3月31日まで料金無料で利用可能です。
これは町民や観光客、事業者に向けた「お試し利用」の意図もあり、利用時間は午前9時から午後5時までとされています。
海洋深層水を活用した産業と未来への展望
入善町ではこれまでに、サクラマスの養殖やカキの浄化など、海洋深層水の産業活用が進められてきました。
海洋深層水は冷たく清浄でミネラル豊富なため、食品加工・漁業・農業など多方面で応用できます。
今後は観光資源としての活用や、加工食品・健康関連製品の開発など、地域経済を支える新たな事業展開への期待が大きくなっています。
町長も「復旧は町の起爆剤になり得る」と語っており、新しい深層水ビジネスの可能性が注目されています。
アクセス情報
・施設名:入善海洋深層水活用施設
・所在地:富山県下新川郡入善町下飯野251‑1
・利用時間:午前9時〜午後5時
・定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)および年末年始です。
あいの風とやま鉄道の最寄駅からのアクセスも良好です。
ネット上での反応と声
ネット上では、再開を受けて次のような声が多数上がっています。
・「深層水の無料利用は嬉しい!」
・「観光で富山に行く理由がまた増えた」
・「地元企業の新しい商品開発が楽しみ」
特に、地域住民からは震災後の再開を喜ぶ声が多く、観光客からも注目が集まっています。
また、深層水を使った新商品・イベントへの期待感も高まっています。

まとめ
能登半島地震から2年、入善町の海洋深層水施設はついに完全復活しました。
災害リスクを考慮した新たな設備で、より安定的な供給が可能に。
2026年3月末までの無料利用キャンペーンは、観光・産業振興への大きな後押しです。
深層水を巡る新たな取り組みと地域活性化の広がりに、今後も注目が集まることでしょう。

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