整備難民が急増?:車の修理が受けられない理由とナフサショックによる自動車業界への影響【富山】

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「事故を起こしたのに、修理を受けてもらえない」「見積もりを頼んでも納期が未定と言われた」——。

そんな事態が現実に起きています。

富山県富山市の自動車整備工場では、エンジンオイルや塗装用シンナー、硬化剤などの資材不足が深刻化。

中東情勢の悪化による「ナフサショック」の影響で、自動車修理に必要な材料の価格高騰と供給遅延が発生しています。

その結果、修理の受付自体が難しくなる「整備難民」が増加しています。

当記事では、整備難民とは何か、ナフサショックの影響、今後の見通し、そしてドライバーが今できる対策などについて深掘りします。

目次
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整備難民とは?

「整備難民」とは、車の修理や点検を依頼したくても、受け入れてくれる整備工場が見つからない人たちのことです。

これまでも整備士不足は課題とされてきましたが、現在はそれに加えて次の問題が重なっています。

・エンジンオイルの不足

・塗装用資材の供給遅延

・消耗品の欠品

・原材料価格の高騰

つまり、工場側に技術者がいても、必要な資材がなければ修理できません。

事故車や傷の修理を依頼したくても、「部品や塗料がないため対応できない」というケースが今後さらに増える可能性があります。

中東情勢悪化で発生した「ナフサショック」とは

ナフサとは、原油から作られる石油化学製品の原料です。

自動車業界では、次のような製品に使用されています。

・シンナー

・塗料

・硬化剤(ハードナー)

・ゴム製品

・養生テープ

・プラスチック容器

中東情勢の悪化により原油価格が上昇し、ナフサ価格も急騰。

これが「ナフサショック」と呼ばれる現象です。

富山県の整備工場では、塗装用シンナーの価格が1缶13,000円から24,000円へとほぼ倍増しました。

価格上昇だけでなく、これまで1〜2日で届いていた資材が3週間以上かかるケースも出ています。

富山の整備工場で起きているリアルな現状

富山市針原中町の自動車板金塗装工場「たつみ自動車」では、深刻な資材不足に直面しています。

エンジンオイルの在庫は1缶のみ

乗用車1台に4〜5L使用するため、残りの在庫では数台分しか対応できません。

シンナーと硬化剤の不足

クリア塗装に必要なシンナーは数か月分あるものの、硬化剤の在庫は残りわずか。

これがなくなると塗装作業そのものが停止します。

消耗品まで不足

・養生紙

・養生テープ

・ゴム手袋

・計量カップ

現場では新聞紙で代用するなど、苦肉の策で対応しています。

車の修理にどんな影響が出るのか

資材不足によって、ドライバーには次のような影響が考えられます。

修理期間の長期化

これまで1週間で終わっていた修理が、数週間から1か月以上かかることもあります。

修理費用の値上がり

材料費高騰により、板金塗装の見積もりが上がる可能性があります。

修理の受付停止

資材が確保できない場合、新規受付を停止する整備工場も増えるかもしれません。

車検や点検の遅延

オイルや消耗品不足により、定期メンテナンスにも影響が及ぶ恐れがあります。

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ユーザーができる5つの対策

1. 車検や修理の予約は早めに行う

繁忙期を避け、余裕をもって予約しましょう。

2. 小さな傷でも放置しない

早めの修理なら、工場の受け入れが可能な場合があります。

3. 定期的なメンテナンスを徹底する

故障を未然に防ぐことで、大掛かりな修理を避けられます。

4. 複数の整備工場に相談する

1社で断られても、他社で対応可能なことがあります。

5. 自動車保険の代車特約を確認する

修理が長期化した場合の備えになります。

整備難民問題はさらに深刻化する可能性

今後も以下の要因によって問題が長期化する可能性があります。

・中東情勢の不透明感

・原油価格の高止まり

・世界的な物流停滞

・整備士不足の継続

そのため、整備難民は一時的な問題ではなく、中長期的な課題になる可能性があります。

ネット上での反応と声

ネット上では、次のような声が見られます。

・「車が生活必需品の地方では深刻」

・「オイルまで不足するとは思わなかった」

・「事故を起こしたら本当に困る」

・「修理代がさらに上がりそう」

・「早めの点検が大事だと実感した」

特に車が不可欠な地方では、整備難民問題への不安が強まっています。

まとめ

中東情勢の悪化によるナフサショックは、自動車整備業界に大きな影響を与えています。

エンジンオイルや塗装資材の不足によって、車の修理期間の長期化や修理費用の上昇、さらには修理そのものが出来なくなる「整備難民」が増加しています。

車を安心して使い続けるためには、

・日頃のメンテナンス

・早めの予約

・複数工場の情報収集

・保険の見直し

といった備えがこれまで以上に重要です。

今後の状況次第では、整備難民問題は全国的な課題になるかもしれません。

愛車を守るためにも、早めの対策を心掛けましょう。

※記事内の画像にはイメージが含まれてます。

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この記事を書いた人

当サイトでは富山県内の時事、新店舗、新施設などの話題を扱っています。

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