2026年の夏を前に、富山県内でエアコン工事の”異変”が起きています。
エアコン本体は購入できても、「工事に必要な資材がない」という深刻な問題が広がっているのです。
富山市でエアコン工事を行う「seald」の島田淳代表によると、冷媒管や断熱ドレーン、パテ、ダクトカバーなどの資材が次々と不足。
さらに価格高騰も進んでいます。
背景には、中東情勢の悪化によるナフサ価格の上昇や銅価格の高騰があります。
加えて、”エアコン2027年問題”による買い替え需要や猛暑予想が重なり、工事依頼は例年以上に増加しています。
当記事では、富山のエアコン工事現場で何が起きているのか、資材不足の原因、今後の影響などについて深掘りします。
エアコン工事の現場で起きている”資材不足”
今年のエアコン業界では、「エアコンはあるのに工事できない」という異常事態が発生しています。
特に不足しているのが以下の資材です。
・冷媒管
・断熱ドレーン
・パテ
・ダクトカバー
・コーキング材
室内機と室外機をつなぐ冷媒管は、エアコン工事に欠かせない重要部材です。
しかし、管を覆う樹脂部分がナフサ由来であるため、原材料不足の影響を受けています。
また、壁の穴を埋めるパテも不足しており、ホームセンターでも「入荷後すぐ売り切れる」状況が続いています。
sealdの島田代表も、
・「今までは価格が上がることはあっても、”モノがない”ことはなかった」
と話しており、現場では危機感が高まっています。

なぜエアコン工事の資材が不足しているのか
エアコン工事の資材不足には、世界的な情勢が大きく関係しています。
中東情勢によるナフサ価格の高騰
冷媒管の被覆材やパテ、ダクトカバーなどに使われる樹脂製品は、「ナフサ」を原料としています。
ナフサとは石油から精製される化学原料のことで、中東地域の原油供給に大きく依存しています。
しかし現在、中東情勢の緊迫化により原油価格が上昇。
その影響でナフサ価格も高騰し、関連部材の生産や供給に影響が出ています。
銅価格の高騰も深刻
さらに、冷媒管の内部には大量の銅が使用されています。
近年は世界的な需要増加や物流コスト上昇により、銅価格も高騰。
メーカー側も十分な供給ができず、工事業者への納品が追いついていない状況です。
つまり現在のエアコン工事業界は、
・原材料不足
・物流問題
・世界情勢
・需要急増
これらが同時に重なっている状態なのです。
2027年問題でエアコン需要が急増
2026年のエアコン需要増加には、「エアコン2027年問題」も大きく関係しています。
エアコン2027年問題とは?
省エネ基準の変更や補助金制度の影響で、古いエアコンから最新モデルへ買い替える動きが加速しています。
特に、
・電気代節約
・省エネ性能向上
・補助金活用
を目的に、早めに買い替える家庭が増えています。
猛暑予想も追い打ち
今年は全国的に猛暑が予想されており、
・「壊れる前に交換したい」
・「熱中症対策をしたい」
という需要も急増しています。
島田代表によると、工事依頼は8月半ばまで続く見込みとのこと。
つまり今年は、例年以上に”早めの設置”が重要な年になっているのです。

工事業者の本音
現場の工事業者は、今の状況に大きな不安を抱えています。
島田代表は、
・「仕事はある。取り付けたい。でも資材不足で工事できないと、お客様に迷惑がかかる」
と語っています。
さらに、
・「ホームセンターでも並んだ瞬間になくなる。早い者勝ちみたいな状態」
とも話しており、業界全体で”買い漁り”のような現象も起きています。
特に問題なのは、6月以降にさらなる値上げが予想されていることです。
業者側も、
・在庫確保
・工事スケジュール調整
・顧客対応
に追われ、非常に厳しい状況となっています。
今年エアコンを購入するなら”いつ”がベスト?
結論から言えば、2026年は「できるだけ早く」が正解です。
理由①:6月以降の値上げリスク
すでに部材価格は上昇していますが、今後さらに値上がりする可能性があります。
特に、
・冷媒管
・パテ
・ダクトカバー
などの不足が深刻化すれば、工事費全体の値上げにつながる可能性があります。
理由②:工事予約が埋まりやすい
猛暑シーズンに入ると、エアコン工事は数週間待ちになることも珍しくありません。
さらに今年は資材不足が重なっているため、
・工事延期
・部材待ち
・在庫切れ
が増える可能性があります。
「壊れてから買う」のではなく、「壊れる前に動く」ことが重要です。

ネット上での反応と声
ネット上では、今回のエアコン資材不足に対して様々な声が上がっています。
「今年は本当に早めに動くべき」
特に多いのが、
・「去年も工事待ちだった」
・「今年はもっと厳しそう」
・「夏前に予約したほうがいい」
という意見です。
「戦争の影響がこんなところにも」
また、
・「中東情勢が日本のエアコンに影響するとは」
・「生活インフラまで影響している」
・「世界情勢と生活がつながっている」
と驚く声も少なくありません。

まとめ
2026年のエアコン工事業界では、これまでにない規模の“資材不足”が起きています。
背景には、
・中東情勢によるナフサ価格高騰
・銅価格の上昇
・エアコン2027年問題
・猛暑予想による需要増加
といった複数の要因があります。
特に今年は、「エアコン本体があっても工事ができない」というケースが現実的になっています。
猛暑による熱中症リスクを避けるためにも、エアコンの買い替えや新設を検討している方は、できるだけ早めに動くことが重要です。
2026年の夏は、”エアコン争奪戦”になるかもしれません。
※記事内の画像にはイメージが含まれてます。


コメント